2019年4月1日、新元号が「令和(れいわ)」と発表されました!
今まで「平成」で慣れていた分、なんだか違和感を感じますが、いよいよ新時代の幕開けという感じがしますね。
新元号が発表されたものの、「令和(れいわ)」を考えた考案者が誰なのか気になるところです。
また、菅官房長官が掲げていた墨書きを書いた書道家は誰なのでしょうか?
新元号の意味や由来についてもまとめていきたいと思います。
新元号「令和(れいわ)」を考えた考案者は誰?
新元号「令和(れいわ)」を考えた考案者は誰なのでしょうか?
まずは、新元号が考案される流れを確認しておきましょう。
- 総理大臣は、若干名の有識者を選び新元号にふさわしい候補名の考案を委嘱する
- 考案者は、候補の提出にあたり、各候補名の意味や由来(出典)などの説明を考える
- 各考案者より総理大臣に候補名の提出をする
こうして提出された候補名に対し、菅官房長官が整理・検討した上で総理大臣に報告し、さらに数個に絞り込まれ、前閣僚会議での協議を経て決定されます。
そして2019年3月24日、菅官房長官は4分野(国文学、漢文学、日本史、東洋史)の学識者の中から14日、正式に新元号候補名の考案を正式に委嘱したと発表しました。
新元号を考えた考案者は、こういった有識者の中の誰かということになりますね!
考案者が誰なのかについて、菅官房長官は以下のように答えています。
氏名の秘匿を(対象者が)希望している。明らかにすれば誰がどのような元号を考案したかなどが詮索される。こうしたことが適当ではないと考え、公表は差し控えたい
(引用:https://mainichi.jp/articles/20190325/k00/00m/010/325000c)
実は「平成」を誰が考案したかについても、政府はいまだに考案者を発表していないんですね。
公表すれば、元号と考案者が結びついてしまい、考案者や親族に迷惑がかかると考えられているためです。
新元号を考える作業は、非常に大変なことです。
その上、公表後まで迷惑をかけることはできない、という政府の方針のようですね!
新元号「令和(れいわ)」の文字を書いた人(書道家)は誰?
新元号の発表といえば、墨書きが印象的です。
「平成」を発表した際も、当時の官房長官である小渕恵三さんが墨書きを掲げていました。
この文字は、メディアで大々的に取り上げられました。
この「平成」の文字を書いた人物は、河東純一(かとう じゅんいち)さんです。
河東純一さんは、元官僚で書道家です。
なんと、発表の20分前に新元号「平成」と知らされ、その場で書いたそうです。
「平成」の発表については、昭和天皇が崩御された際に慌ただしく行われたため、閣僚の中から書道に長けた人物を選んだのかもしれませんね。
しかし今回は、生前退位ということもあり、文字を書く人物を吟味する時間は十分あったものと思われます。
そのため、今回は有名な書道家などに依頼されたのではないでしょうか?
【追記】
新元号「令和(れいわ)」の文字を書いた人物は、書家の茂住修身さんだということが判明しました!
茂住修身さんは、大東文化大学を卒業した書家で、29日にはリハーサルも行ったということです。
新元号「令和(れいわ)」の意味や由来を調査!
新元号「令和(れいわ)」の意味や由来が気になるところです。
こちらについても後ほど追記しますが、まずは「平成」の意味や由来をおさらいしてみたいと思います。
「平成」の名前の由来は、『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、『書経(偽古文尚書)』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」から、とったものです。
これまでの日本の元号は、全て中国の文献に由来しています。
そして、戦争や大震災など大変なことがあった「昭和」に対し、「平成」は「国の内外、天地ともに平和が達成される」という意味を込めて、付けられたと言われています。
そんな「平成」の次の元号「令和」の名前の由来の詳細については、後ほど記載いたします。
【追記】
安倍首相は談話にて、新元号「令和(れいわ)」の由来について、以下のように説明しています。
本日元号を改める政令を閣議決定いたしました。新しい元号は令和であります。これは、万葉集にある「初春の令月にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす」との文言から引用したものであります。
そして、この令和には人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められております。万葉集は1200年あまり前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけなく防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と、長い伝統を象徴する国書であります。
悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のよう一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいという思いを込め、令和に決定しました。
文化を育み、自然の美しさを愛でることのできる平和な日々に、心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ち溢れた新しい時代を国民の皆様ととともに切り開いていく。新元号の決定にあたり、その決意を新たにしております。
5月1日に皇太子殿下がご即位され、その日以降、この新しい元号が用いられることとなりますが、国民各位のご理解とご協力をたまわれますようお願いいたします。
(引用:https://blogos.com/article/367830/)
まとめ
「平成」の次の新元号が「令和(れいわ)」と発表されました。
元号を考えた考案者について、政府は公表しないこととしています。
新元号の文字を書いた人物が誰かについては、書家の茂住修身さんだということが判明しました。
新元号の由来は万葉集からで、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味があるそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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