全豪オープン決勝戦で、大坂なおみ選手との激闘を繰り広げたペトラ・クビトバ選手が、2016年強盗の襲撃に遭っていたことがわかりました。
それにより大怪我を負ったクビトバ選手でしたが、懸命なリハビリの末、見事に復活!
全豪オープン試合後のスピーチに、世界中から称賛の声が上がっています。
そこで、クビトバ選手の強盗事件の犯人や、クビトバ選手の怪我の状態、全豪オープンでのスピーチ全文と動画をご紹介いたします。
クビトバ強盗事件とは?
クビトバ選手が強盗事件に遭ったのは、2016年12月。
今からまだ2年ほど前のことです。
クビトバ選手は、チェコの自身の自宅にて強盗事件に遭い、利き腕である左手をナイフで切りつけられ、大怪我を負いました。
強盗事件によるクビトバ選手の怪我の状態は?
大坂なおみ選手の全豪オープン決勝の相手のクビトバ選手、悲痛な事件から復活してきたんだな…
これは手強そう…#とくダネ pic.twitter.com/8M2vJTr6AQ— 名前が決まらない@時給983円 (@gokkunsan) 2019年1月24日
テニス選手にとって、利き手が負傷することがどれだけ致命的か、説明するまでもないことですよね。
それにより、クビトバ選手はまたラケットが持てる状態に回復するのか、わからない状態になりました。
しかし、ここからのクビトバ選手は本当に強かったのです!
左手の神経と腱の修復手術を行い、懸命なリハビリの結果、わずか2年で世界舞台に戻り、全豪オープンの決勝戦まで勝ち上がってきたのです!
手術をした当初、半年間は何も握ることができず、2018年1月の全豪オープンでは一回戦敗退をしていたクビトバ選手。
それからの努力はきっと凄まじいものだったことは想像に難くありません。
クビトバ強盗事件の犯人は逮捕された?
クビトバ選手強盗事件の犯人について、当初はなかなか逮捕できず、事件の約1年後捜査は打ち切りとなりました。
捜査関係者はこの日、報道陣に対して「捜査を延長したが、きょうまでに犯人を特定することはできなかった」「2017年11月8日に捜査を打ち切ったが、もし新事実を発見したり、犯人を特定できたりした場合は、ただちに手続きを開始する」とコメントした。
(引用:http://www.afpbb.com/articles/-/3151045)
しかし、複数の余罪があったことから、その後犯人が発覚。
どうやらクビトバ選手の強盗事件は、犯人が起こした多くの事件の一つだったようです。
犯人は33歳の男性で、クビトバ選手の自宅であることを知らずに襲撃。
強盗に加え恐喝罪にも問われており、現在、最大で禁錮12年になる可能性があると言われています。
全豪オープン・クビトバ選手のスピーチ全文【動画】
そんなクビトバ選手は、全豪オープンでの表彰式でのスピーチで、
家族、友人、私のチーム、全てに感謝したい。またラケットを持てるか分からなかったときも信じてくれた
(引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190127-00000021-sanspo-spo)
と感謝の言葉を述べています。
その動画がこちらです。
日本語版の全文書き起こしがこちらです。
みなさんこんばんは
クレイジーなことです、グランドスラムの決勝で、また戦えたなんて信じられません
ありがとう!(観客の拍手に対して)
素晴らしい決勝でした、なおみ、おめでとう!
そしてチームにもおめでとうと伝えたいです。
なおみは良いプレーでした、世界ランク1位もおめでとう。
この素晴らしい決勝で、このトロフィーを手にすることは光栄です。
決勝まできました。努力してきました。
家族、友人、母国の彼らに感謝します。きっと応援してくれていたと思います。
そして、この大会を実現してくれた皆さんに感謝しています。
そして、わたしのチーム、すべてにありがとうと伝えたいです。
でも、特にわたしを信じてくれて、わたしがまたラケットを持てるか分からないけど信じてくれて…
本当に毎日、わたしを支えてくれてポジティブに接してくれてました。
それがわたしには必要でした。
最後に、もちろんファンの応援してくれた皆さんに感謝しています。
できればまた来年も元気にお会いしたいです。
このスピーチに、世界中から称賛の声が寄せられています。
「わたしがまたラケットを持てるか分からなかった」という部分について、世界的に大きく取り上げられています。
また、大坂なおみ選手のスピーチでもそうでしたが、まずは対戦相手を称えるコメントをされていることも非常に印象的ですよね。
まとめ
全豪オープンで大坂なおみ選手と決勝戦で戦った、チェコのペトラ・クビトバ選手が、2016年に強盗事件に遭っていることがわかりました。
一時はまたラケットが握れない状態だったクビトバ選手ですが、大手術と懸命なリハビリにより約2年で復活。
見事世界の舞台に戻ってきました。
しかし、その道は決して容易なものではなかったのでしょう。
表彰式でのスピーチで、クビトバ選手は感謝の言葉を述べています。
大坂選手のスピーチで、クビトバ選手に対する「大変なことを乗り越えてきましたよね」という言葉の裏には、このような背景があったのでしょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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