乳がん検診を受けた際、要精密検査となり針生検を勧められた方も多いのではないでしょうか?
そして無事生検を終え、現在結果待ちで不安という方もいらっしゃるかと思います。
そこで、検査結果が出るまでの日数や、要精密検査になった方のうち、乳がんである確率(良性や悪性の可能性)をまとめました。
私の経験談を踏まえてお話ししますので、これを読まれている方が少しでも安心する材料になれば幸いです。
針生検の結果待ちで不安!結果が出るまでの日数は?
針生検を受けてから結果が出るまで、かなり不安ですよね・・・。
私も以前受けたことがあるのですが、結果が出るまでの間不安で、ネットで色々と検索をし情報を集めていました。
同じように、当ブログに行き着いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
気になる診断結果が出るまでの日数ですが、1~2週間という方が多いようです。
私の時は、生検を終えた当日、先生から「結果がわかったら、電話で先に連絡しましょうか?それとも、当日こちらで直接聞きますか?」と確認されました。
事前に電話で結果を聞いても、検査結果については直接説明を受ける必要があると言われたため、事前の電話連絡は希望しませんでしたが、当日聞きに行くのはやはり不安でした。
「万が一乳がんだったらどうしよう?」と。
しかし、心のどこかでは「大丈夫でしょ!」と高をくくっていたため、あまり悲観的になることはありませんでした。
なので、これを読まれているあなたも、あまり不安にならずに結果待ちの時間を過ごしていただけたらと思います。
針生検で乳がんの確率は?良性や悪性の可能性を調査
私がこう言えるのは、針生検を受けた人の中で、実際に乳がんと診断された人は意外と少ないことを知っていたためです。
というのも、医師はマンモグラフィーやエコー検診のみでは「乳がんでないことを断定できない」ため、患者に針生検を勧めるのです。
エコーを見る限り90%以上の確率で乳がんでないと医師が思っても、しこりがある限り100%乳がんではないと断定できません。
断定できないことについて医師が「たぶん乳がんじゃないので大丈夫ですよ」と診断したにも関わらず、後日乳がんが発覚すると大変なことになりますよね?
そのため、検診時に「念のため」針生検を勧めているのです。(※もちろん中には、エコーなどの結果から、乳がんの確率が非常に高いと判断し、勧める場合もあります)
そして、実際に乳がんであると診断される確率がこちらです。
1000人が住民検診を受けたとき、86.3人が「要精密検査」となり、そのうち73.4人が追加の画像診断を行い、6.9人が生検を行ったという。そして、本当に乳がんだった人は1000人中2.8人だった(データ:日本乳癌検診学会誌;20,1,19-21, 2011)
(引用:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO04412690U6A700C1000000?channel=DF090220166681)
1000人が受診して、うち要精密検査が86.3人。
およそ12人に1人が要精密検査になるのですから、非常に高い確率ですよね。
なぜこれだけ高い比率になるのかというと、上でご説明した通り「画像だけで断定するのは技術的に難しいから」ですね。
そして、追加の画像診断を行った人と生検を行った人の中で、実際に乳がんと診断されるのは86人中、約3名です。
つまり、要精密検査になった86.3人のうち、83人が偽陽性(本当はがんでないのに、がんを疑われる)と判断されていることになります。
さらに、あなたが20~30代の場合、乳がんである確率はさらに下がります。
こちらのデータをご覧ください。
(出典:http://ganjoho.jp/public/index.html)
2011年に乳がんと診断された7万2472人のうち、20代は278人(0.3%)、30~34歳は991人(1.3%)、35~39歳は2,955人(4.0%)で、全体から見て少ない印象です。
一方、40代は14,341人(19.7%)、50代は1,573人(21.2%)と、40代から乳がんの発症率が急増する印象がありますね。
これらのデータから、要精密検査(針生検含む)になった方のうち、実際に乳がんと診断される可能性は、3%程度であり、もしこれを読まれているあなたが20~30代であれば、さらにその確率は低いといえます。
とはいえ、不安な気持ちもとてもよくわかります。
それに、確率がどれだけ低くても、それが個人に当てはまるとは言いきれません。
詳細な診断結果については、結果が出るまで待つしかありませんが、これを読まれている方に少しでも情報提供になれば幸いです。
まとめ
診断結果が出るまでの日数は、多くの場合1~2週間です。
また、針生検をした方の中で、実際に乳がん(悪性)と診断される可能性は非常に低いということが、データからおわかりいただけたかと思います。
結果待ちで不安という気持ちも痛いほどわかりますが、あまり悲観的にならずに検査結果が出るまでの時間をお過ごしくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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