2019年2月25日、Twitter(ツイッター)が発表した新規約の内容にネットでは騒然となっています。
今回変更された規約は、「児童の性的搾取に関するポリシー」で、その適用範囲が非常に広く、かつ厳しいのです。
そこで、Twitterの新規約の内容を確認するとともに、この規約変更がいつからなのかをまとめました。
また、鍵垢(鍵がついたアカウント)にもこの規約が適用されるのか、鍵をつけることのメリットについても考察してみたいと思います。
目次
Twitter(ツイッター)の新規約の内容全文
今回発表された新規約は、アメリカでは昨年から適用されているものになるんですね。
それが今回日本語訳され、日本のTwitterユーザーにも適用が開始されるというわけです。
その新規約の内容が「児童の性的搾取に関するポリシー」で、非常に厳格な内容となっています。
児童の性的搾取に該当するコンテンツやそれを助長する行為を禁止することはもちろん、それらについて「妄想」したり、そうした行為を助長するものまでを禁止しているのです。
新規約の内容全文は、Twitterよりヘルプセンターより確認することができます。
(出典:https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/sexual-exploitation-policy)
Twitter(ツイッター)の規約変更はいつから?
このTwitterの新規約が発表されると、この規約がいつから適用になるのか気になる方が多いようです。
この規約いつから始動すんの?
— 優截(分裂) (@yuutayume_030) 2019年2月25日
Twitterの新規約とやら、いつからそうなの???って部分を知りたいんだけどなんかはっきりしない
— あさくら@cosmo (@asakp2) 2019年2月25日
規約始まんのいつからだ……もう始まってたりすんのかなぁ
— 謝りにゃんこ@軽率に死ぬ (@ririkuuto_2) 2019年2月25日
この規約の内容については先ほど示した通りですが、「いつから」適用されるのかの記載はないんですよね。
そのため、公開された日付(2019年2月25日)から適用が開始されていると考えるのが妥当でしょう。
これを裏付けるものとして、新規約の以下の部分に注目してみてください。
(出典:https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/sexual-exploitation-policy)
この「こちらのフォーム」をクリックすると、このようなページが開きます。
(出典:https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/sexual-exploitation-policy)
これは、新規約の違反者をTwitterに報告(摘発)するページになるのですが、これが既に稼働しているんですよね。
ということは、この規約自体の運用が既に開始されていると考えるのが妥当ではないでしょうか?
現在のところ、新規約の内容にばかり注目が集まっているため、こういったページが存在していることを知っている人は、Twitterを見ていてもそんなに多い印象はありません。
しかしこのページの存在がユーザーに知れ渡ると、違反報告が相次ぎ、アカウントの凍結祭り(凍結が一斉に行われること)になるのではないかと懸念する声も見られます。
各々のユーザーによって相互監視するシステムと考えると少し恐ろしいようにも感じる反面、未成年でも安心して利用できるSNSにするというTwitter社のポリシーの表れとも捉えることができます。
Twitter(ツイッター)の新規約は鍵垢にも適用される?
また、この新規約は鍵垢(鍵のついたアカウント)にも適用されるのかどうかが気になる方も多いようです。
あとその利用規約は鍵垢も適用なのか否か……。
— 黒胡麻@3月2日にKステ観る (@krgmnk2005) 2019年2月25日
規約のことだけど鍵垢でもだめなのかな
— サナール (@sanaru0530) 2019年2月25日
そういえばツイッターの規約のアレって鍵垢でもダメなの?「公開しているアカウントを~」って書いてあるから鍵かけときゃ大丈夫なのではと思うんだけど…どうなん
— 穂子 (@minoruko0022) 2019年2月25日
アカウントに鍵をつけると、全ユーザーにツイート内容が公開されることはないため、この規約の適用を受けないのではないか、という意見ですよね。
これについてもTwitter社として公式な回答はないものの、規約の以下の部分から回答を読み解くことができます。
この「公開」が全ユーザーへの公開を指すのか、また鍵アカウント内でのツイートも「公開」となるのかについては見解が分かれそうですが、Twitter社は「そのような行為を助長していると思われるアカウント」についても対象だと記載しています。
つまり、公開の有無に関わらず、そういったアカウントは全てアウトと考えるのが妥当でしょう。
Twitter社のポリシーは、Twitter全体に適用されているため「鍵垢だけは例外」ということは考えにくいのが現状です。
Twitter(ツイッター)で鍵垢にすることのメリット
では、鍵垢に変更することのメリットは何もないかと言われれば、そうではないと考えられます。
先ほどご紹介したように、今後Twitter上ではユーザーの相互監視が行われるようになることが予想されます。
つまり、児童の性的搾取に該当するコンテンツやそれを助長する内容が発見されれば、ユーザーによってTwitter社に報告されるというわけです。
一般公開にしている場合、フォロワー以外の不特定多数のユーザーの目に触れることになります。
一方鍵垢にしておけば、自分のフォロワー以外のユーザーの目に触れることがなくなるため、違反報告されアカウント凍結されるリスクは下がると考えられます。(※もちろんゼロではありません)
今回の新規約の内容が、イラストや画像にも適用されるという内容であり、さらに未成年者が18歳未満の方を指すなど、かなり広範囲なものであるため、漫画家やイラストレーターの方に影響が大きいのではないかと懸念する声もあります。
児童の性的搾取に関する内容でなかったとしても、一般的な未成年者のイラストを掲載するだけでもポリシー違反(助長する行為)に該当する可能性も否定できないだけに、今後は鍵垢を作成するなど、Twitterの利用については慎重にせざるを得ないでしょう。
Twitter(ツイッター)の規約変更に対するネットの反応
ツイッターの規約変更でまた個人サイトが復権するって話
ありえなくはないよね
前略プロフだったり、iランドだったり、mixiだったり、当時は廃れると思ってなかったもんね— フジノモモ (@fujin0m0m0k0) 2019年2月25日
なに…?規約が変わった…??
表現の自由どこいった…!— 律 (@fuji_coffee_m) 2019年2月25日
妄想を書いたら規約違反というのは規約としてわかるが、妄想するのが規約違反となると内心の自由とはみたいになる
— まくるめ (@MAMAAAAU) 2019年2月24日
Twitterの新規約、個人的には賛成。
全世界にむけて、未成年や女性への性加害的内容がふくまれるようなコンテンツが、わりと無邪気に流れてくるような現状では、かつてのように個人サイト、もしくは専用サイトへ集約させるようなゾーニングがいいなと思う。
— ちろ (@chiroleen) 2019年2月25日
Twitterの新規約について色んな意見があって面白い
全年齢と十八禁のページに分けたらとか反対意見を書いたら反逆者扱いされるぞとか
やっぱTwitterっておもろいね— レミリア@傍観者 (@remi20011222) 2019年2月25日
まとめ
Twitter(ツイッター)社が発表した新規約の内容に、ネットでは動揺が広がっています。
既に鍵がついたアカウントに変更された方や、新アカウントを作成したという方も多く、今回の規約変更がいかにインパクトが大きいものかが窺えます。
一方で、適正な変更であると、新規約を歓迎する声も多く見られました。
ネットではいつから新規約が適用されるのかについて疑問に思う声も多く見られましたが、新規約の内容に運用開始日の記載がないことや、既に違反報告のページが稼働していることを考えると、既に適用が開始されていると考えるのが妥当でしょう。
鍵垢についても適用対象であると考えられるものの、一般ユーザーの目に触れる可能性が下がることから、鍵をかけるメリットはあると考えられますが、必ず安全とは言えないのも事実。
今後のTwitter社の動向についても注意深く見守っていく必要がありそうです。
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