最近、ネットで「子供部屋おじさん(略:こどおじ)」という言葉を頻繁に目にするようになりました。
子供部屋おじさんとは、成人後も実家の子供部屋で生活する男性を指す言葉ですが、ここ最近少しずつその意味合いや特徴が変化してきているように思えます。
そこで、子供部屋おじさんの特徴や、その変化についてまとめてみました。
また、子供部屋おじさんから派生した言葉「子供部屋未使用おばさん」の意味についても解説いたします。
子供部屋おじさん(こどおじ)の特徴とは?
「子供部屋おじさん(こどおじ)」という言葉は、2014年に2ちゃんねる(当時)の格闘ゲーム板で生まれた言葉です。
意味としては、成人後も実家の子供部屋で過ごす成人男性を指したものです。
そしてこの言葉には、そういった男性を揶揄するネガティブな意味として使われています。
「いい年して、いつまでも親元から離れられない未熟な大人」
そんな意味がこの言葉の裏に隠れています。
しかし最近、「子供部屋おじさん」の定義が、少しずつ変化してきているのです。
子供部屋おじさん(こどおじ)の特徴【初期】
「子供部屋おじさん」という言葉が使われるようになった初期の頃は、単に「成人後も実家で生活する男性」を意味していました。
そこには、働いているかどうかの区別は存在しませんでした。
むしろ、「実家で暮らしてはいるが、普通に働いて自立している」という方が多かったように思います。
実家で暮らす男性も、
- 職場が実家から近いから
- 無理して一人暮らしするより、実家にいる方が貯金ができるから
- 家族の介護が必要だから
など、様々な事情があって実家住まいを選んでいた印象があります。
しかし、いつしか「成人している男性が実家で暮らすなんて情けない」という社会的な風潮の広まりを受けて、子供部屋おじさんはそういった男性を揶揄する目的で使われるようになっていきました。
子供部屋おじさん(こどおじ)の特徴【最近】
しかし、最近になって子供部屋おじさんの意味や特徴に変化が見られるようになっていきました。
それは、子供部屋おじさんがニートや引きこもりを指す言葉として使われ始めたということです。
実家住まいの男性を揶揄する意味合いで使われるうちに、いつしか
子供部屋おじさん=自立していない男性
という印象を与えるようになっていきました。
そして、そういった風潮がさらに広まったのは、実家暮らしの男性による事件が頻発したためです。
その犯人の多くが無職・引きこもりだったため、
子供部屋おじさん=人間的に問題あり
というような風潮が生まれました。
そこから、子供部屋おじさんの意味合いが、従来の「実家に住む男性」から、「実家に住むニートや引きこもり」を指す言葉として使われ始めました。
現在はネットで「子供部屋おじさん」という言葉が使用される場合は、両方の意味が混在していることが多いです。
子供部屋未使用おばさんの意味
子供部屋おじさんという言葉ができれば、「子供部屋おばさん」という言葉を作りたがるのは、ネット民の性のように思います(笑)
意味としては、「成人後も実家に住む女性」を指したもので、子供部屋おじさんと定義は変わりません。
しかし、男性に比べ実家で暮らす成人女性は非常に多く、イマイチこの言葉は広まりませんでした。
そんな中、ネットを見ていると今度は「子供部屋未使用おばさん」という言葉が流行り始めていることがわかりました。
子供部屋おばさんに比べて、文字だけではあまり意味がわかりません。
気になって意味を調べたところ、この言葉は「子供がいない女性」を指すもののようですね。
5ちゃんねるで「子供無しおばさんってどう思う?」というスレに、「子供部屋未使用おばさん」という書き込みがされると、その言葉が瞬く間にネットで拡がったようです。
成人しても子供部屋を使用する男性に対して、「子供部屋を使用できないかわいそうな女性」として、こちらもそういった女性を揶揄する目的で使用されています。
まとめ
子供部屋おじさん(こどおじ)の特徴についてご紹介しました。
子供部屋おじさんは、もともと「成人後も実家に住む男性」を意味していましたが、徐々に「無職・引きこもりの男性」を指す言葉に変化しています。
ネットを見ていると、現在は両方の意味合いで使われており、人によっても認識は曖昧になっている印象を受けます。
また、2019年になって新しく生まれた「子供部屋未使用おばさん」という言葉。
こちらは、子供がいない女性を指します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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