2018年12月20日、大阪メトロが複数の駅を大規模に改装する案を発表し、物議を醸しています。
街を活性化させるため、また大阪万博に向けた取り組みとのことですが、この改装案に反対の声が上がっています。
そこで、特に批判の声が多い心斎橋駅、淀屋橋駅、谷町四丁目駅、天王寺駅の画像(写真)をご用意しました。
これらの駅は現在と比べどう変わるのか、確認していきましょう。
目次
大阪メトロが改装案を発表!住民からは反対の声
大阪メトロの改装案とは?
大阪メトロは、「新しい地下空間をつくる」というテーマのもと、改装案を発表しました。
対象は御堂筋線の9駅と中央線の6駅で、大阪メトロは約300億円を投じて2024年までに改装する計画のようです。
それぞれの駅によって、歴史的な背景や街のイメージなどを考慮した上での改装デザインとなっているようです。
住民からの反対の声
しかし、この改装案について、住民からは反対の声が上がっています。
大阪メトロの駅改装案が悪趣味すぎて笑えない。
デザインした会社を公表するべきだよね。(引用:Twitter)
こんな事せんでええ、今あるのを綺麗にピカピカに磨け。
(引用:Twitter)
反対だけど
ただ反対するわけじゃない
古い人間だから古いものを残して欲しいわけじゃない
新しいものと古いものは共存できるはず(引用:Twitter)
住民らの反対は、署名運動を行うまでとなっており、現在13,000人を超える署名が集まっています。
【お知らせ】内田樹さんと、三島邦弘さん(ミシマ社)にも呼びかけ人に加わっていただきました。みなさま、さらなる署名&拡散を、よろしくお願い申し上げます。 /「大阪メトロ: 歴史ある大阪の地下鉄を未来に残してください!」 https://t.co/jcXdFKU7mi
? 岸政彦 (@sociologbook) 2018年12月23日
大阪メトロ改装案(心斎橋駅)【画像】
特に批判の声が多かったのが、心斎橋駅の改装案です。
コンセプトは、”テキスタイル”
住民からは「悪趣味」などのネガティブな声が上がっています。
その改装案の画像がこちら。
確かに、少し派手ですよね。
心斎橋といえば、若者が多い街で、中国人観光客が多いことでも有名です。
そのため他の駅より大胆な改装案を打ち出したのでしょうが、なんだか落ち着かないと感じてしまう方も多いのかもしれません。
大阪メトロ改装案(淀屋橋駅)【画像】
また、心斎橋駅に次いで評判が悪かったのが淀屋橋駅の改装案です。
コンセプトは、”歴史”
シャンデリアが非常に豪華ですね!
しかし、地震の時に大丈夫なのか?という心配の声も多く見られました。
耐震については当然対策するものと思われますが、もし淀屋橋駅にいる時に地震がきたら・・・と利用者に不安を与えるデザインは避けるべきでは?と個人的には思いました。
また、シャンデリア一つ一つを定期的にメンテナンスすることを考えれば、莫大な費用がかかることが予想されるため、長期的に見てきちんと安全面が確保できるかというのも課題になりそうです。
大阪メトロ改装案(谷町四丁目駅)【画像】
そして、「派手」という声が上がっているのが谷町四丁目駅の改装案です。
谷町四丁目は大阪城の最寄り駅ということで、大阪城の金の茶室をイメージした駅になっています。
さすがにこんなにキンキラキンだと、ちょっと・・・と戸惑ってしまう気持ちもわかります。
歴史を重んじての改装案ということなので、コンセプトは良いのかもしれませんが、やはり見た目の派手さから、苦手意識を持つ方もいらっしゃるようですね。
大阪メトロ改装案(天王寺駅)【画像】
そして、「謎」という声が最も多かったのが天王寺駅の改装案です。
コンセプトは、”空”
なぜこのコンセプトにしたのかは不明ですが、天王寺といえば、あべのハルカスがあることが有名です。
あべのハルカスは日本で一番高いビルとされているため、空と一番近いということを言いたかったのではないでしょうか?
また、空をどのように表現するのかという疑問の声も見られました。
しかし個人的には、このデザイン案はアリなんじゃないかなと。
すっきり見えて近代的ですし、他の駅のような派手さもなく、違和感がありません。(※改装を賛成しているわけではありませんので、あくまで個人の一意見として捉えていただけますと幸いです)
まとめ
大阪メトロの改装案について、批判の声が上がっています。
反対派の意見は、「歴史ある大阪の地下鉄を残したい」というものと、「デザインがダサい」という、大きく2つの意見に分かれるようですね!
しかし、少数派ながらも「改装案のデザインが好き」という声も見られました。
特に大国町駅の改装案はネットでも好評のようで、改装を期待する声も見られました。
万人受けするデザインを打ち出すというのは難しいのではないかと思いますが、せめて住民が気持ちよく利用できるデザインにしていただきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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