最近、若い人が乳がんと診断されるケースが増えています。
有名人の方でも乳がんを公表される方が多くなり、その度に乳がん検診の重要性を耳にするようになりました。
しかし、いざ乳がん検診を受けてみると要精密検査ということで、針生検を勧められることがあり、戸惑う方も多いようです。
ネットを見ていても、とりわけ針生検の痛みに不安を覚える方や、針生検後の痛みがいつまで続くかなどを心配される方が多いように思います。
そこで今回は、私の体験談をもとに針生検の痛みや、針生検にかかる費用についてお伝えいたします。
乳がん検診の針生検とは
当ブログを読まれている方は、おそらく針生検を勧められた方が多いのではないでしょうか?
これから検査を受ける方に対して、針生検とは何か?から確認していきましょう。
針生検は症状の原因を調べるための組織診(生検)の一種です。針生検では,細胞診よりも太い針を病変部に刺し,その中に組織の一部を入れて,からだの外に取り出します。針が太いので局所麻酔が必要です。マンモグラフィや超音波検査で,採取部位を確認しながら検査が行われます。
針生検は,組織を採取するときに用いられる機械の種類によって,コア針生検と吸引式乳房組織生検に分けられます。コア針生検は,ばねの力を利用して組織を切り取る方法で,一度に採取できる組織は通常1本です。吸引式乳房組織生検は,吸引力も利用して組織を切り取る方法で,機種によりますが一度に複数の組織を採取することができます。
引用:日本乳癌学会ホームページ(http://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/guidline/g2/q08/)より
つまり針生検とは、疑わしい組織を採取し精密検査することで、乳がんかどうかを判定する検査方法です。
私の場合、コア針生検を行いました。
コア針生検はばねの力を利用して組織を取るので、生検中バチンッという音がするのが特徴です。
音の大きさにビックリしますが、事前に麻酔をしますので、痛みを感じることはありません。
針生検の痛みは?
不安に感じる方が多い針生検の痛みですが、実はそんなに心配することではありません。
ネットを見ていても、針生検時は麻酔をするため、ほとんど痛みを感じなかったという方が多いです。
針生検終わり。局所麻酔したから痛みなくすぐ終わった。施術中ずっと身体が強張ってた(笑)
? スカッチャ@がん闘病中 (@skaccha) 2018年6月22日
乳がん検診はきっちりしてる方だけど、今回所見あり、針生検しまして結果待ちのこの10日間覚悟して色々調べ、治療やお金や仕事のことたくさん考えて知識が増えたけど、ひとまず良性だったのでここに記します。針生検は胸に針をぶっ刺して組織を削り取る検査ですが麻酔するしマンモより痛くない。
? sayapicot (@piconm) 2018年5月17日
終わった。細胞診じゃなく針生検だった。麻酔をするから細胞診より全然痛くない。針はかなり太いけど。
? irene (@irene_2424_) 2016年5月20日
私自身感じたのは、麻酔をする際のチクチクした痛みと、針生検している際の違和感だけ。
個人的な主観となってしまいますが、インフルエンザの注射の方がよっぽど痛いです。
もちろん中には痛くて仕方なかったという方もいらっしゃいますが、かなり少数派な感じがします。
痛みの感じ方は人それぞれですし、先生の腕によっても違うのでしょうが、案ずるより産むが易しとはこのことです。
このブログを読まれている方は、「先生から針生検を勧められて、今度受けるけど、痛みってどのくらいあるのかな?」と心配されている方も多いかと思います。
しかし私の場合「ここにちょっとしこりあるね~。たぶん良性だと思うけど、念の為針生検しとく?するなら、今から準備するけど」という非常に軽いノリで、検診日と同日に針生検をすることになったんですね。
内心、「ちょ・・・ちょっと待って!心の準備があるから、今度にして!!」と思いましたが、そのクリニックの方針が、疑わしいものは即日検査だったため、そのまま受けるハメに・・・。
結果として、これが良かったです。
もし後日受診だったら、その間にネットで「痛かった」という数少ない体験談を探し出し、ガクブルしながら生検に向かっていたことでしょう。(もしかしたら、生検から逃げてたかも(笑))
なので、コレを読んでいるあなたも心配することはありませんよ!
痛みについてよく知らずに受けても「あ、たいしたことないな」と思いましたから。
麻酔は痛まないためにするものですし、それでももし不安があるのなら、先生に事前に痛みなどを確認し、麻酔の追加をお願いできるか確認してみてもいいでしょう。
針生検の痛みはいつまで続く?
針生検後の痛みについても、不安に思う方って多いですよね?
どのくらい痛むのか、またはいつまでその痛みが続くのかを心配される方もいらっしゃるかと思います。
私の場合、麻酔が切れてきてから、徐々に痛みが出てきたのですが、気にしなければ痛いと感じないくらいの痛みでした。
お風呂に入った時や服の着替え時など、触れたら痛いな、というくらいで、それ以外の時に痛むことはありませんでした。
痛み方は、ずしっとした感じです。
例えるなら、足に青タンができて、普段は痛みを感じないけど、押したら痛い、というアレです(笑)
痛みは3日~7日ほど続きましたが、自然となくなっていきました。
こちらについても不安な方は、先生に痛み止めを処方してもらえるか確認してみることをオススメします。
針生検の費用はいくらかかる?
針生検の費用って、クリニックのホームページなどを見ても書いていないことが多いですよね?
マンモグラフィーや超音波などの一般的な検診費用は書いてありますが、針生検は要精密検査になった方のみが対象のため、わざわざホームページに載せないんでしょうね。
そのため、ネットでの体験談を探すしかないのですが、書いている人はあまりいない印象です。
参考までに私が針生検を行った際は、約1万円(麻酔込み)かかりました。
また、ネットで情報を探していると、他の方も約1万円と書いていたので、このあたりが費用の相場なのでしょう。
高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、1万円で安心が買えると思えば、安いものではないでしょうか?
詳細な金額については、検査されるクリニックに必ず確認されてくださいね。
まとめ
今回は、私の体験談をもとに、針生検の痛みや、痛みがいつまで続くか、また費用についてお話しました。
痛みについては個人差があるためはっきりしたことは言えないですが、痛みを感じたのは麻酔のみで、生検時はほとんど痛みを感じなかったという方が多いということがお分かりいただけたかと思います。
また、生検後の痛みは、気にならない程度で、期間は3~7日間ほどでした。
費用についても1万円前後が相場だと考えられます。
今回は私の体験談をもとに書いていますので、参考程度にしていただければ幸いです。
詳細については、必ず検診を受けるクリニックに確認し、医師の指示に従っていただきますよう、よろしくお願いします。
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